キャプテンサンダーボルト

本格ミステリを読むべく、図書館で我孫子武丸綾辻行人有栖川有栖あたりの本を借りようと本棚を見ていたら、ふと目についたのがこの本。「あ」行作家・阿部和重伊坂幸太郎の合作とのこと。阿部和重は聞いたことがなく、伊坂幸太郎は過去に1冊だけ読んだことがあるものの、あまり印象に残ってない感じ。この本は最近文庫化されたものであるため、興味を持ち、借りて読んでみた次第。

 

内容は荒唐無稽だが、読みやすく、会話のテンポよく進み、一気に読めます。ハリウッド製アクション映画のように、何も考えずに気楽に読めます。以前読んだ伊坂幸太郎の本と同様、すぐに内容を忘れそうな気がしますが・・・。

 

唯一メンターと呼ばれる謎の外国人だけは印象に残ります。会話はスマホの翻訳ソフトで日本語に訳されるため、口調は妙に丁寧。しかしやることはエグイ。すぐにネールガンで人を打ったり、毒物注入したり、日本刀で首斬ったり。映画レザボア・ドッグスマイケル・マドセン(Mr.ブロンド)を思い出します。(大好き)

 

それにしても登場人物の苗字が相葉とか井ノ原とか。ジャニーズか?